近隣施設のご紹介「遣迎山 雲心寺」

今回は、名古屋市営地下鉄名城線「西高蔵」駅2番出口から徒歩5分ほどの場所にある雲心寺をご紹介します。

浄土宗鎮西派の寺院で、院号は浄土院です。

雲心寺の成り立ちは、名古屋の商人だった近藤武兵衛が跡継ぎに先立たれ、身の不幸を嘆き山伏となり諸国行脚の旅に出たことがきっかけだったそうです。

武兵衛は、京都で法然院の万無和尚に出会い、深く帰依することによって1739(元文4)年に現在の東海市荒尾町にあった普門寺を川名村へ移し、遣迎山称賛浄土院雲心寺と改めました。

更に翌年に現在の所在地へ移転して今に至ります。

本堂は、本尊を安置する棟と参拝する棟が分かれた構造で、京都府にある法然院の建築様式を模した造りとなっています。

写真の左側が参拝する棟で、右側が本尊を安置する棟です。

本尊の阿弥陀如来坐像(名古屋市指定文化財)は、中区にある栄国寺の阿弥陀如来像、昭和区の興正寺の大日如来像と合わせて、名古屋三大仏と呼ばれています。

雲心寺の阿弥陀如来坐像は、京都の仏師である山本茂助が制作したもので、1863(文久3)年に完成し、翌年に開眼供養が執り行われました。

また、この阿弥陀如来像は、京都府にある浄土宗の総本山である知恩院の阿弥陀堂の本尊の姿を模したものと言われています。

そして、この阿弥陀如来像の中には、本尊が造られる以前の本尊が胎内仏として納められています。

他にも雲心寺は、大名古屋十二支恵方寺の第7番霊場にもなっていて、7番目の干支である午年の守り仏の勢至菩薩坐像も祀られています。

また、勝軍地蔵菩薩と呼ばれる甲冑を身にまとい軍馬に乗る珍しい地蔵菩薩も祀られています。

 

マルタ不動産は、地下鉄名城線左回りで2駅先の「熱田神宮伝馬町駅」4番出口を白鳥橋方面(西)に進んだ先にあります。

もし不動産のご相談がありましたら、是非マルタ不動産をよろしくお願い致します。

 

雲心寺ホームページ

https://takakura.ed.jp/unshinji/

 

マルタ不動産 髙木