皆様は、防火地域や準防火地域という言葉を見聞きしたことはありますか。
防火地域や準防火地域とは、都市計画法第9条において「市街地における火災の危険を防除するため定める地域」と定められています。
都市計画で防火地域もしくは、準防火地域と定められた地域に建物を建築する場合、建物の構造や材料に一定の条件が付与されます。
今回は、防火地域と準防火地域がどのようなエリアに指定されるのかについてお話したいと思います。
もし火災が発生した場合、周囲に建物が密集した場所は延焼する危険性があります。また、建物の密集地に繋がる大きな通りが整備されていない場合、火災発生場所へ向かう消防車などの緊急車両の通行が阻害されてしまう事も考えられます。そのため、建物の密集地や駅前、幹線道路沿いなどのエリアに指定される事が多いです。
例えば、マルタ不動産の所在地である熱田区では、「金山総合駅」周辺の金山町1丁目や、JR東海道本線「熱田」駅、名鉄名古屋本線「神宮前」駅、名古屋市中央卸売市場や最寄り駅の名古屋市営地下鉄名港線「日比野」駅などのエリアは、防火地域に指定されています。熱田神宮や名古屋市営地下鉄名港線「六番町」駅なども昭和橋通(国道1号線)や伏見通(国道19号線)、大津通、江川線などの大通りが通っており、周辺地域などが準防火地域に指定されている地域が多いです。
自分の住んでいる地域が気になる方は都市計画情報提供サービスなどがありますのでそちらをご覧ください。
またお近くの不動産でも調べることが可能ですので、不動産関連は弊社にご相談ください。
マルタ不動産 高木