今回は、熱田区船形町にある波限(なぎさ)神社をご紹介します。
波限神社は、城造りの名人として広く知られている戦国武将加藤清正に縁のある神社です。
徳川家康の命を受けて名古屋城の築城を任されていた加藤清正が、資材の運搬船が度々遭難したため、1610(慶長15)年に宮崎県日南市にある鵜戸神宮の分霊を勧請して、現在の白鳥橋下流200mの堀川河口の地に奉ったことで創建されました。
それ以来、海上交通安全、安産、縁結びの神様としてあがめられました。
御祭神は、初代天皇の神武天皇の父、彦波限建鸕鷀草葺不合尊(ひこなぎさたけうかやふきあえずのみこと)で、その名に因んで命名されたそうです。
元々は、現在の愛知時計電機の敷地内にご鎮座されていたそうですが、昭和14年に愛知時計電機の業容拡大によって現在地に遷座されたそうです。
また、遷座される前の境内には、まむしが多くいたそうで、「まむし神社」と呼ばれ親しまれていたため、現在の境内にその名残として石碑が置かれています。
1945年(昭和20)年3月に戦災で社殿は焼失しましたが、1975(昭和50)年に再建され、現在に至っています。
正面鳥居の右側に清正石と称されている石があります。これは、名古屋城築城の過程で落ちてしまった石で、落石は落城につながり縁起が悪いと考えられて捨てられた石だそうです。石垣として積まれるために四角く大きな石でした。他にもいくつか落石した石が境内に置かれています。
また、摂社として稲荷社もありました。
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マルタ不動産 髙木