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今回は、以前のブログでご紹介した七里の渡し公園の近隣にある亀腹山 聖徳寺(熱田区大瀬子町)をご紹介します。
聖徳寺は、浄土宗西山禅林寺派のお寺です。本尊は阿弥陀如来坐像です。
1564(永禄7)年に前身のお寺が創建されました。文禄年間(1592~96年)の時に、漁夫の助太夫が海から聖徳太子の像を引きあげたと伝えられ、引き上げられた聖徳太子孝養像を2代目の住職が太子堂を建ててお祀りしたそうです。それから聖徳太子に因んで聖徳寺と号していて、地元の方々からは「お太子さん」と呼び親しまれています。
聖徳太子孝養像は太子が16歳の時に父である用明天皇の病気平癒を願った像です。
秘仏とされていて厨子の中に収められているため、普段は見ることが出来ませんが、収められている厨子の前に別の聖徳太子像が置かれているため、参拝することはいつでも可能とのことです。
また、太子堂には、ここでは珍しい14世紀頃の木造地蔵菩薩半跏像も安置されているそうです。
聖徳太子孝養像は、1945(昭和20)年3月12日の大空襲で太子堂と本堂は焼失してしまいましたが、外へ持ち出した際に太子像に「元弘三年(1333)九月三日重兼」の銘文が記されていたことが分かったそうです。この事から鎌倉時代作と制作年月がわかる像として、1954(昭和29)年に愛知県の指定文化財の第一号に指定されました。
名古屋市指定文化財にもなっています。
秘仏は熱田区のイベントがあると一般公開される事がある時があるそうです。
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木造聖徳太子立像|文化財ナビ愛知
マルタ不動産 髙木