今回は地域の街並み紹介として近隣にある断夫山古墳を紹介したいと思います。
断夫山古墳は熱田神宮公園の敷地内にあり、墳丘の規模は、全長151m、後円部の直径80m、前方部の幅は116m、高さは後円部で13m、前方部で16.3mとなっていて、愛知県では最大規模の古墳となっています。一周するのに徒歩約3分となっています。
元々前方後円墳という古墳の形は、近畿地方で勢力を伸ばしていた大和王朝が伝えた墳形であり、その大きさは、古墳に葬られた人物、もしくはその権力を受け継いだ人物の支配力の強さをもの語っています。したがって、この巨大な断夫山古墳にかかわった人々は、大和王朝と密接に結びついた、尾張地方の強大な支配者であることがわかっていきます。
「日本書紀」によれば、尾張連草香の娘であった尾張目子媛が継体天皇の夫人になったことがあります。「古事記」にも似た記事があり、これらのことから、尾張氏は大和王朝と姻戚関係にあったことが推測されており、断夫山古墳は、この尾張氏の墳墓と考えられます。
ヤマトタケルとミヤズヒメのストーリーもこの断夫山古墳と近隣の白鳥古墳で、昭和62年には国の史跡に指定されています。
近隣には堀川プロムナードや白鳥庭園などたくさんの施設があります。
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おすすめのスポットです。
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