景観地区について

皆様は、景観地区という言葉を見聞きしたことはありますか。

景観地区とは、景観法によって規定された都市計画上の地域地区のことです。景観法が2005(平成17)年に施行された事に伴って、都市計画上の地域地区の一つであった美観地区が廃止され、景観地区に移行して現在の形式になりました。

美観地区は、これまでの良好な都市の景観を維持することが目的でしたが、景観地区は、景観法第61条第1項に、「市町村は、都市計画区域又は準都市計画区域内の土地の区域については、市街地の良好な景観の形成を図るため、都市計画に、景観法定めることができる。」とあるように、これからの良好な景観の形成を図ることが目的となるため、市町村は、建築物の形態や規模などを規制することが可能となります。

名古屋市の場合は、名古屋市内全域を景観法に基づく景観計画の区域(景観計画区域)に指定しており、その中でも特に良好な景観の形成をすすめる地区を都市景観形成地区と位置付けています。

東海通の交差点から江川線を南下した港区役所周辺からガーデンふ頭周辺までの区域に築地都市景観形成地区が設定されています。

この地域では、「名古屋の港の玄関にふさわしい街並みとし、活気とにぎわいにあふれた港まちらしい個性豊かな都市空間」を景観形成の指針として、まちづくりが進められています。

築地地区を含めて5ヶ所に都市景観形成地区が指定されているので、興味のある方は名古屋公式ウェブサイトをご参照ください。

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e-Gov法令検索|景観法

https://laws.e-gov.go.jp/law/416AC0000000110

名古屋市公式ウェブサイト|名古屋の景観まちづくり

https://www.city.nagoya.jp/shisei/category/53-10-15-3-0-0-0-0-0-0.html

マルタ不動産 髙木