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皆さん「ウッドショック」と呼ばれる言葉をご存じでしょうか?
これは、簡単に言うと、住宅を建てるときに必ず必要になってくる木材が何かしらの原因で品薄になって価格が高騰することを言います。この「ウッドショック」が、今、起こっています。
今回の「ウッドショック」の原因には様々な要因が考えられますが元をたどると、昨今の新型コロナウィルスにあると言われています。
≪アメリカ国内の建築ラッシュ≫
コロナウィルスの影響で在宅ワーク、リモートワークが多くなり、アメリカ国内の住宅需要が右肩上がりに急増しました。その影響で、需給のバランスが崩れてしまい、本来であれば、日本に輸出するはずの木材もアメリカへの供給にまわってしまっているということが起こっています。
≪コンテナ輸送の混乱≫
欧州地域に関しての輸入はコロナウィルスの感染拡大により、当初海運業界は荷物が、減少したことを受けコンテナの数を減らしました。
しかし、そんな状況で巣ごもり消費や木材需要の急増が起こり、コンテナが足りない事態が起こりました。そこに追い打ちをかけるように、今年3月にスエズ運河で起きた大型コンテナ船座礁事故も起こった結果、欧州の木材は陸運可能な地域に送られることになり、日本に入ってこなくなりました。
では、このような状態が続いていくとどうなるのか気になってくると思います。その答えは簡単で住宅価格が高騰していくということです。実際、大手のタマホームでは、一棟あたり5月に40万円、6月には50万円の値上げがあったと言われています。
一度上がってしまった価格は元の価格に値下がりするということはハウスメーカーにはありませんので、この値上がりは一時的なものというわけではありません。その為、現在ハウスメーカーで発注する予定の方は早めの行動をおススメします。
マルタ不動産㈱ 辻石