買取再販物件の住宅ローン控除の注意点

確定申告の時期も終わりに近づいてきました。昨年、住宅ローンを使用した方は、住宅ローン控除の申請はお済でしょうか?最初の一回は確定申告が必要ですので、手続きをお忘れなく。

確定申告書等作成コーナーを使用してやると簡単でおすすめです。

中古住宅の業者再販物件を購入した場合、令和4年、令和5年に居住を開始すると一般住宅の場合、控除対象の住宅ローンの限度金額が3000万円になります。業者再販でない一般住宅の場合は限度金額が2000万ですので、かなり有利になります。さらに控除期間が10年から13年に延長されます。仮に3500万円の住宅ローンを借りて、最大限に住宅ローン控除の恩恵を受けた場合、通常の場合は140万円の控除にくらべ、業者再販物件の場合は273万円となり、倍近い控除額になります。しかも、税額控除といって、税金の支払い額がそのまま13年間の合計で273万円安くなりますので、かなり強力な制度です。ぜひ、利用していただきたい制度です。

 

但し、注意点があります。住宅ローン控除用の改修証明書を売主に取ってもらう必要があります。こちらがないと業者再販物件でも、通常の一般住宅扱いになってしましますので、ご注意ください。この改修証明書は、後からとることが大変難しいので、必ず購入時に改修証明書がとることができるかを確認してください。物件の受け渡しのタイミングやリフォーム内容によっては、取れないことがあります。

マルタ不動産の取り扱い物件は基本的に改修証明書が受けられます。しかし、僅かですができない物件もありますので、住宅ローンを使用する人は購入前にご確認をお願いします。

また、改修証明書をとる手続きはかなり面倒で費用もかかりますので、とってくれない業者もあるかと思います。その際でも、通常の住宅ローン控除は使えます。事前に確認することで。購入する条件を総合的に判断できます。

是非、このことに注意していただき、納得のいく不動産の購入をしてください。

 

マルタ 岩城