住宅を購入する際に、住宅ローンを借りることがほとんどだと思いますが、もし現金購入できる資金があっても、住宅ローンを借りたほうが、メリットがあると思います。
理由としては、大きく2つあります。
今回は、そのうちの一つである住宅ローン控除についてご紹介いたします。
住宅ローン控除は、正式名称では「住宅借入金等特別控除」といいます。住宅ローンが低金利の現在、“めちゃくちゃお得“な制度になっています。
住宅ローン控除は、10年間、年末のローン残高の1%が支払った所得税から戻って来る制度ですが、住宅ローンの金利は1%を下回ることが多いです。例えば、現在、変動金利で借りた場合、0.4%で借りられることがあります。つまり、払う金利より、戻ってくる税金のほうが多い状態になります。
仮に2020年の1月に、35年金利0.4%で住宅ローン1000万円を借りた場合を例にして、考えてみます。
2020年の12月の時点のローン残高は973万3283円になり、97,300円分の控除が受けられます。それに対して、その年に支払う利息は39,511円になります。
なんと、差し引き57,789円貰えたことになります。
ちなみに、普通預金の金利が0.001%(2021/1三菱UFJ銀行)なので、同じ金額を利息でもらうには、約58億円必要になります。ちなみに税引き前でです。税金のことを考えると、72億5000万円必要になります...
次回は、住宅ローンのもう一つのメリットについて、紹介したいと思います。
マルタ不動産 岩城
※住宅ローン減税を受けるには、要件があります。また、納税額によっては、ローン残高の1%の減税を受けられない場合があります。
詳しくは、以下のサイトをご参照ください。
国税庁
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1213.htm
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