近隣施設のご紹介「熱田白鳥の歴史館」

今回は、以前のブログでご紹介した白鳥庭園の北側にある熱田白鳥の歴史館をご紹介したいと思います。

この施設は、林野庁中部森林管理局名古屋事務所が設置した施設です。

開館日は、月曜日から金曜日まで(祝祭日、年末年始を除く)で、開館時間は、午前9時から午後12時、午後1時から4時までです。入館料は無料です。

かつて白鳥庭園から国際会議場までの一帯は、白鳥貯木場という大規模な貯木場でした。

1610(慶長15)年に徳川家康の命を受けた福島正則によって、名古屋城築城の資材を搬入する中心的なルートとして堀川が開削され、それに伴い資材置場・船置場となる大池が掘られたそうです。これが白鳥貯木場の始まりと言われています。

資材となる木材は長野県木曽地方や岐阜県飛騨地方の山から切り出されたものを筏にして、木曽川や飛騨川を流送され、熱田まで約300日かけて運ばれました。

そうして白鳥貯木場は、尾張藩直轄の貯木場として、国内最大最古の木材市場の地、日本の木材取引の発祥の地となりました。明治以降は国の管理のもと名古屋のまちづくりや産業発展を支えました。

施設内には岐阜県中津川市の国有林に生えていた日本一の大檜の年輪板が置かれています。この大檜は1934(昭和9)年の室戸台風で折れてしまい、1954(昭和29)年に学術参考のために伐採されたものです。年輪を調べたところ、紫式部が源氏物語を執筆し始めた頃からあったものだったそうです。

また、施設内には「木曽式伐木運材図絵」という絵巻が飾られています。伐採された木材が山から川、川から白鳥貯木場まで運ばれる流れを詳細に記載されています。

白鳥貯木場には国有林や皇室財産として管理されていた御料林から切り出された木材が運ばれていたため、このような資料が現存しているそうです。

要予約となるそうですが、木工クラフトなどの体験することも出来るそうです。

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中部森林管理局名古屋事務所・熱田白鳥の歴史館|中部森林管理局

https://www.rinya.maff.go.jp/chubu/nagoya/home/nag_rekishikan.html

 

マルタ不動産 髙木